名詞は人・もの・こと・考えの名前を表す語。ただし英語では、意味がわかるだけでは足りない。使うたびに『1つの形がはっきりしたもの(可算)』なのか、『切っても性質が変わらない/目に見えないもの(不可算)』なのかを形で示す必要がある。
「数えられる/られない」を日本語の感覚で決めない。英語がその名詞を『1つずつ区切れるもの』と見ているか、『素材・かたまり・情報・概念』と見ているかで判断する。
| 見方 | 基本イメージ | 形の特徴 | 例 |
|---|---|---|---|
| 可算名詞 | 1つの形がはっきりしている | 単数は a/an、複数は s/es | a smartphone / koalas |
| 不可算名詞 | 1個と切り出しにくい | a/an をつけず複数形にしない | water / information |
| 総称用法 | 種類全体をまとめて言う | 冠詞なし複数形が多い | I love avocados. |
可算名詞は1つずつ数えられる名詞。単数で使うときは a / an / the / my などの目印が必要になりやすく、複数で使うときは基本的に語尾に s をつける。
He has three smartphones.
彼はスマホを3台持っている。
ポイント 数詞 three があっても名詞側も複数形にする。three smartphone ではなく smartphones。
| パターン | 作り方 | 例 |
|---|---|---|
| 基本 | s をつける | koala → koalas / app → apps |
| s, x, sh, ch で終わる | es をつける | box → boxes / watch → watches |
| 子音字 + y | y を i に変えて es | strawberry → strawberries |
| f / fe で終わる | ves に変える(例外あり) | leaf → leaves / life → lives |
| 不規則複数 | 単数 → 複数 |
|---|---|
| 母音が変わる | man → men / foot → feet / tooth → teeth |
| 特殊な形 | child → children / person → people |
| 単複同形 | fish → fish / sheep → sheep |
不可算名詞は、英語で1つずつ区切りにくいものとして扱う名詞。代表イメージは2つ。『切っても性質が変わらないもの(水・パン・紙)』と『目に見えないもの(情報・助言・宿題)』だ。
| イメージ | 例 | なぜ不可算か |
|---|---|---|
| 切ってもOK | water / bread / rice / paper | 分けても性質が変わらない |
| 目に見えない | information / advice / homework / news | 形がなく1個ずつ切り出せない |
| かたまりで見る | money / baggage / furniture | 語としては全体のかたまり |
I gathered a lot of information about the company.
その会社についてたくさんの情報を集めた。
ポイント information は不可算。informations にしない。量が多いときは many ではなく a lot of / much。
advice / information / homework / news は不可算。「たくさんの〜」は many ではなく much / a lot of を使う。a piece of advice なら数えられる。
目に見えなくても idea / hour / day は『1つずつ区切れる』ので可算(an idea / two hours)。見えるかどうかより『区切れるか』で見る。
不可算名詞を数えたいときは、名詞そのものを複数形にせず、入れ物・形・単位を使う。複数形にするのは入れ物(cup / piece など)の方だ。
My mother drinks five cups of coffee a day.
母は1日にコーヒーを5杯飲む。
ポイント 複数になるのは cups。coffee は液体として量で見るので two cups of coffees にはしない。
| 単位 | 例 | 数えるもの |
|---|---|---|
| a cup of | a cup of coffee | cup を数える |
| a glass of | a glass of water | glass を数える |
| a sheet of | a sheet of paper | paper を枚数で言う |
| a piece of | a piece of advice / cake | 広く使える便利な単位 |
可算名詞で『種類全体』を表すときは、冠詞なしの複数形を使うことが多い(総称用法)。一方 the + 複数形 は『特定された集団』を指す。
I love cats.
私は猫が好きです。
ポイント 特定の猫ではなく猫という動物全般。the cats にすると「その猫たち」になる。
The teachers at my school are kind.
私の学校の先生たちは親切だ。
ポイント at my school で範囲が限定された特定の集団。だから the teachers。
冠詞なしの複数名詞は一般論(種類全体)の可能性が高い。the + 複数名詞は文脈で限定された特定の集団。
| タイプ | 例 | 注意点 |
|---|---|---|
| people 型 | There are many people. | people は複数扱い。There is にしない |
| fish 型 | a lot of fish | 単複同形。数を表す語で判断 |
| go to school 型 | go to school / go to bed | 場所でなく目的・習慣→無冠詞 |
生徒として通うなら go to school(無冠詞)。特定の学校の建物へ行くなら go to the school。目的か建物かで考える。
自然な形を選ぼう。
He has three (smartphone / smartphones).
答え:smartphones
数が2以上の可算名詞は複数形。
I gathered a lot of (information / informations).
答え:information
information は不可算。s をつけない。
five cups of (coffee / coffees)
答え:coffee
複数になるのは cups の方。
There (is / are) many people in line.
答え:are
people は複数扱い。
I (love cat / love cats).
答え:love cats
種類全体を言うなら冠詞なし複数形。