apply for と apply to を混同してしまう人へ。『何を求めているか(for)』か『どこに対してか(to)』かという1つの軸で、前置詞の使い分けを例文つきで解説します。
apply for と apply to は、どちらも「応募する・申し込む」と訳されることが多く混同しがちですが、後ろに続く名詞の種類で使い分けが決まります。
| フレーズ | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| apply for a job | 仕事に応募する(求めるものは「仕事」) | I applied for the marketing position. |
| apply to a company | 会社に応募する(対象は「会社」) | I applied to three companies. |
| apply for a visa | ビザを申請する | She applied for a student visa. |
| apply to a university | 大学に出願する | He applied to five universities. |
同じ「就職活動」の文脈でも、応募する対象が「仕事(役職)」なら for、「会社(組織)」なら to を使います。両方を1文で使うことも多くあります。
この文では、to Google(対象:会社)と for a position(求めるもの:職)が両方登場しており、それぞれの前置詞の役割がはっきり分かります。
apply to には、応募とはまったく別の意味である「〜に当てはまる、適用される」という重要な用法もあります。この場合、主語は「人」ではなく「ルール・法律・条件」などです。
「規則・割引・条件などが主語」であれば、この「適用される」の意味だと判断できます。
迷ったときは、次の順番で確認しましょう。
1. 主語は「人」か「ルール・条件」か
- ルール・条件が主語 → apply to(適用される、の意味)
2. 主語が「人」の場合、後ろの名詞は「求めるもの」か「対象(組織・場所)」か
- 仕事・ビザ・ローン・奨学金など「求めるもの」 → apply for
- 会社・大学・機関など「対象」 → apply to
apply には「(クリームなどを)塗る」「(ルールなどを)当てはめる」という他動詞の用法もあり、この場合は apply A to B の形を取ります。
| 間違い | 正しい形 | 理由 |
|---|---|---|
| I applied to the job. | I applied for the job. | 求めるもの(仕事)はfor |
| I applied for the university. | I applied to the university. | 対象(大学)はto |
| This rule applies for everyone. | This rule applies to everyone. | 「適用される」は必ずto |
apply for と apply to の使い分けは、後ろに続く名詞が「求めるもの」なのか「対象」なのかで判断します。さらに、主語がルールや条件のときは「適用される」という別の意味になる点にも注意しましょう。前置詞1つで意味が変わるからこそ、例文ごとセットで覚えるのが定着への近道です。
Loop Vocabulary では、こうした前置詞つきの熟語・フレーズも例文ごと単語帳に登録し、忘却曲線に基づくSRS復習で自然に使い分けを定着させることができます。
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